多肉植物の増やし方−葉挿し、挿し木、株分け、実生

多肉植物の最大とも言える楽しみの1つである『増やし方(殖やし方)』です。

多肉植物の増やし方の方法としては、『葉挿し、挿し木、株わけ、胴切り、実生』があります。

多肉植物の増やし方(殖やし方)−葉挿し、挿し木、株わけ、実生

葉挿し

多肉植物の葉挿しは、葉を土の上に置いて放置しておけば良いだけです。葉挿しは、一番簡単でポピュラーな多肉植物の増やし方(殖やし方)です。

  1. 葉挿しは、多肉植物の葉を土の上に置いておく、それだけです。放置していれば一ヶ月後には根と仔株が出てきます。
  2. 多肉植物の葉と乾いた土を準備します。土は、深さは必要ないので受け皿とかパットに平らに敷けばOKです。
  3. 多肉植物の葉を土に挿したりせずにそのまま置きます。
  4. 多肉植物の葉は室内か直射日光の当たらない明るい場所で放置しておきます。多肉植物の根が出てくるまで水は必要ありません。
  5. 数日から1ヶ月もすれば、多肉植物の葉挿しした葉から根が出ます。根が出たら土をで少しへこませて根を置き、上から軽く土をかぶせます。水もこの対イングで与えます。
  6. 数ヶ月して大きくなれば葉の部分が枯れます。枯れた葉を取って大きくなった多肉植物を植木鉢に植えて育てます。

真夏と真冬は、暑さ寒さが厳しい時期なので葉挿しには向いていません。多肉植物の葉葉挿しを行う場合は、春と秋が失敗が少ない季節です。

葉挿しの場合は、多肉植物の葉のつけ根から子供がでてくるので、葉のつけ根がきれいな葉の方が成功しやすいです。葉挿しではまれに子供が出てこない、出てきにくい種類の葉挿しに不向きな多肉植物もあります。

挿し木、挿し穂、挿し芽(カット苗)

多肉植物の多くは幹立ちするタイプや茎が長くなったりする種類が多いです。幹立ちした多肉植物やライナーをカット(カット苗)して、根が出たら植え付けるという方法(挿し木、挿し穂、挿し芽)です。

『挿し木、挿し穂、挿し芽』という多肉植物の増やし方(殖やし方)です。カット苗とも呼ばれます。

  1. 幹立ちした多肉植物やライナーをカットします。多肉の頭の先端の葉を少し残して数cm下を切ります。
  2. 多肉植物のカット苗は、葉風通しのいい日陰の場所で放置します。水は必要ありません。
  3. 数日から1ヶ月もすれば発根します。親株(元々の多肉)の方にも子株が出てきます。
  4. 発根したら子株を植木鉢に植えてあとは親株と同じように育てます。

挿し木、挿し穂、挿し芽は、葉ざしよりは失敗も少なく、乾かして置いておけば、新根がでてすぐに育ち始めます。挿し木、挿し穂、挿し芽が不可能な多肉植物は少ないですがまれに存在します。

株わけ、ランナー

ハオルシアなど、子供の株が大きくなってぎゅうぎゅうになった株やランナーをたくさん伸ばす多肉植物があります。 そのような多肉植物の場合『株わけ、ランナーの切り離し』で多肉植物の増やします。

  1. 植木鉢から取り出します子株を分けます。または、ランナーから子株を切り離します。
  2. 子株、親株、ランナー分けした株を植木鉢に植えて今までと同じように育てます。

株分けで子株を分ける際は、植木鉢から出して丁寧にほぐします。また、細い根や刈れた根があれば取り除きます。太い根も長過ぎる場合は切ってしまって大丈夫です。ただ、株分けした子株は、根が傷んでいるので土に慣らすために水は一週間後くらいに水やりします。

実生

実生といって種から多肉植物を育てる方法があります。種の取り方や生育環境など上級者向けです。

多肉植物の品種ごとの増やし方(葉挿し、挿し木、株分け)

葉挿し、挿し木、株分けの向き不向きですが、それぞれ下記多肉植物の種類が向いています。

葉挿しパキフィツム属、エケベリア属、グラプトペタルム属、コチレドン属など
挿し木エケベリア属、セダム属(マンネングサ属)
カランコエ属、コチレドン属、アオエニウム属など
株わけハオルチア属、アガベ属、ガステリア属、センペルビウム属、セダム属など
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