パイナップル(pineapple)は、観葉植物として栽培されているアナナスの仲間で、代表的な熱帯果樹の一つ、パイナップル科の多年草です。
パイン、鳳梨とも呼ばれているブロメリアです。果実だけをパイナップルと呼び、植物としてはアナナスと呼ぶこともあります。
スーパーなどで買ってきたパイナップルのクラウン(冠芽:パイナップル上部の葉の部分)と呼ばれる部分を切り取って、植えれば育てることができます。
パイナップルは、育てば、茎の先端に大きな果実をつけ、苗を植えつけて約3年ほどで収穫できます。鉢植えでも結実するので、育ててみてはいかがでしょうか。
パイナップルは、熱帯のやせた酸性土壌や乾燥した環境でも育ち、タイやフィリピン、ブラジルや日本では沖縄でも生産されています。
パイナップルの育て方(パインアップル/パインナップル/pineapple/アナナス/Ananas)
パイナップルは、耐寒性は弱いのですが、耐乾性は強く、痩せた酸性土壌の土地での栽培も可能です。
パイナップルの生育温度は20℃~30℃です。
気温が10℃以下になったら成長が止まるので、水やりは控えて室内に取り込みます。低気温時に水やりが多すぎると根腐れしてしまいます。

パイナップルは、株分けか市販のパイナップルの葉の部分を使ってさし芽ができます。市販のパイナップルの冠芽を使ったさし芽の方法は2パターンあります。
①簡単バージョン
パイナップルの葉っぱの部分を包丁などでざくっと切り取ってそのまま土に植えておくだけです。
パイナップルの葉を土にさしてから1ヶ月から2ヶ月で根が出てきます。
その後は通常の管理方法で育てると3年程で実を付けます。使用する鉢はできるだけ大きめの鉢を使うようにします。
②土挿しバージョン
パイナップルの下の方の余分な葉をはずして、5~10枚ほど葉を残して芯だけにします。
3~4日表面を乾かしてから、少し小さめの鉢にぐらつかないように挿します。
パイナップルが生長して大きくなってきたら大きな鉢に植え替えていきます。
こちらの育てたの方が根がでて育つのが早いように思います。

パイナップルは、一度花を付けて実のなった株は再び生長して実を付けることはありません。
やがて子株ができます。その子株がある程度の大きさに生長したら(葉が5~6枚になったら)親株から外して土を入れた鉢にぐらぐらしないようにしっかりと挿します。
パイナップルは、上手に育てると果実収穫後の親株から2年くらいで10本近くの子株をとることができます。株分けの適期は温度の充分に上がった5~8月です。

