センペルビウムは、非常に耐寒性があり、春秋生育型のロゼットタイプの多肉植物です。
充実した株からはランナーが伸び、その先に子株をつけ群生します。
白い繊毛で新芽が覆われる巻絹(Sempervivum arachnoideum)や、銀葉の先が紫褐色に色づくカルカレウム ニグラム (S. calcareum Nigrum)、他、赤、紫、茶色などやそれらの中間色の様々な色の品種が豊富な多肉食物です。
冬は戸外の寒さで赤黒く紅葉します。センペルビウム属の多肉植物は、春に暖かくなると紅葉色がさめ、それぞれの品種独自の発色をしながら生育を始めます。
センペルビウム属の多肉植物は、国内では山野草としても流通しています。ヨーロッパ中・南部から中央ロシアにかけての山岳地帯に分布し、約40の原種が存在します。
属名のセンペルビウムは、は常緑でとても強健な性質から、「永遠に」(semper)、「生きている」(vivus)というラテン語に由来します。
センペルビウムの増やし方は、株分け、挿し芽、タネまきで、適期は春(3月〜5月)、秋(9月〜10月)になります。
センペルビウム属(センペルビブム属/センベルビウム属/センペルビューム属/Sempervivum)の一覧、種類(原種、品種、名前、仲間)
◎オオベニマキギヌ(大紅巻絹)
糸巻き巻きのセンペルビューム。寒さにあてると真っ赤に紅葉します。
耐寒性、耐暑性ともに高く、寒冷地を除き屋外で栽培可能。強光線で栽培することでしまった株になります。
ただし群生させると夏場蒸れて枯れ込む株も出てくるので、風通しに注意が必要です。
◎巻絹(まきぎぬ/Sempervivum arachnoideum)
◎平和(Sempervivum tectorum)
◎フランクレイネルト
◎ライラックタイム
◎ラベンダーレース
◎アベルボン
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