チランジア(エアプランツ)の育て方、水やり

チランジア(エアプランツ)の育て方についてまとめたページです。チランジア(Tillandsia)は、パイナップル科チランジア属の植物の総称です。

土や根を必要とせず、葉から雨や空気中の水分を吸収することから、「エアープランツ」(Airplants)とも呼ばれています。

主に熱帯アメリカに広く分布し、ほとんどが樹木や岩石に着生する着生植物です。

チランジア(エアプランツ)の葉は、表面にトリコーム/鱗片(りんぺん)と呼ばれる特殊な毛に覆われていて粉を吹いたような白い緑色をしています。

チランジア(エアプランツ)は、この葉に雨や霧の水分を保持し、葉の表面から水を吸収します。

チランジア(エアプランツ)の中には全くトリコーム(鱗片)を持たず、他のアナナス類のように株の中央に水を溜めるタイプや、これら両者の中間的な性質を持つ、葉の一部にだけトリコーム(鱗片)を持つタイプもあります。

チランジア(エアプランツ)の育て方(水やり、置き場所、増やし方)

水やり

エアプランツと呼ばれてはいますが、植物ですので水やりは必要です。週に2、3度は霧吹きで水を与えましょう。

その際、気温の高い日中に水やりをしてしまうと株元が蒸れて腐敗の原因になるので、真冬などの条件が悪い以外時期以外は、夕方~夜に水やりを行います。

エアープランツ(チランジア)は、夏季や冬季は気温が下がり成長が遅くなるため、水やりは控えめにしてください。

水を与える方法には2通りの方法があり、ひとつは植物体に霧吹きによって水をかける「ミスティング/葉水」で、もうひとつは水を張った洗面器などに植物体を数時間沈めて行う「ソーキング」です。

エアプランツ(チランジア)の水やりは、霧吹きなどで株全体に水をかける「ミスティング/葉水」と洗面器などに水を張ってそこに株ごと浸して水を吸わせる「ソーキング」という2種類の水のやり方を区に合わせて水やりします。

霧吹きは2~3日に1回、ソーキングは2週間に1回程度が目安です。

霧吹き、ミスティング、葉水

霧吹きを使い葉全体をまんべんなく湿らせるミスティングという方法です。

チランジア(エアプランツ)は、葉がしおれる、葉の先端が枯れてしまうなどの症状が出たら水分が不足している可能性があります。霧吹きの回数を増やしてあげます。

株全体を水に浸すソーキングという行為がありますが、株の負担になるので、通常は出来るだけ霧吹きでの水やりでの管理とした方がよいです。霧吹きは2~3日に1回が一つの目安です。

ソーキング

バケツなどに室温にした水を張りチランジア(エアプランツ)を丸ごと浸すソーキングという方法です。

ソーキングは、2週間に1回くらいで、1回につき4時間程度(MAX6時間が目安)行ってください。

梅雨時期など湿度の高い時期は、ソーキングは不要です。ソーキングの場合もできるだけ夜間に行いましょう。ソーキングは株が特に乾いているときなど、多量の水を与えたい場合に行います。

ただし、チランジア(エアプランツ)は、葉の付け根に水分が長時間残ると枯れる原因となるため、ソーキングの後には植物体を逆さにするなどして十分乾燥させます。

水を好む壺型種や大型葉のチランジア(エアプランツ)等は、素焼き鉢にバークチップ(Bark chips)や水ゴケで植え込み鉢植え仕立てにすることが出来ます。

この場合、チランジア(エアプランツ)は、濡れた水ゴケから適度な湿度が供給されるので、株の健康状態を改善するのに好都合です。但し、蒸れに弱い種は過剰な湿気が枯死の原因となる場合があるので注意が必要です。

またチランジア(エアプランツ)の銀葉系はソーキングを頻繁に行うとトリコームが取れてしまい、観賞価値が下がります。

置き場所

エアープランツ(チランジア)の置き場所は、明るい日陰(レースのカーテン越しの日が入る部屋など)で風通しがよいことが基本です。

エアープランツと呼ばれるように空気の流通が非常に大事です。蒸れにとても弱い植物です。

夏場の蒸れやすい時期には、換気をまめに行う、扇風機で風を回すなどの工夫が必要です。

また、夏場は日差しが強いため、カーテン越しの光で管理したり遮光ネットで光を遮るなどの工夫も必要となります。

  • 銀葉系:乾燥気味のほうが美しく育てられます。
  • 緑葉系:水を好む種類が多く、水ゴケ植えなどある程度保湿が出来る環境を好みます。

エアープランツ(チランジア)は、光の良くあたる場所で管理していると、株の色が上がり花芽もあがりやすくなります。

エアープランツ(チランジア)は、高地に自生している植物なので寒さには比較的強いですが、5℃を下回るような環境は避けた方が良いでしょう。

エアプランツ(チランジア)の種類によっては、株の根元が入る程度の鉢にバークや軽石などを入れ、その上に株を乗せた方が成長がよくなるものもあります。エアープランツ(チランジア)は、基本的に水を好む種はこのような管理方法の方が良いでしょう。

増やし方

花が咲いた後のチランジアには、よく子株を生じます。そのまま育成を続けて、ある程度成長したら株分けを行って増やします。

また、株分けをせずに群生する様子(クランプ)を楽しむのも良いかもしれません。

また、エアープランツ(チランジア)は、比較的種を取りやすい種類が多いです。エアープランツ(チランジア)は、種が採取できたら、ヘゴ板やコルク板に蒔き水やりをし続ければたくさんの子株を得ることが出来ます。ただし、成長には数年~10年以上の長い年月が必要になります。

チランジア(エアプランツ)とは

チランジア(エアプランツ)は、専門店だけでなく百貨店やホームセンターや100円ショップなどでも入手が可能です。購入時には、株が幼すぎたり、不適切な管理のために衰弱している場合もあるため、株の状態に注意して購入します。

「エアープランツ」は正式名ではなく、商標的な俗称です。エアープランツ(チランジア)は、は、日本の気候下では空気中の水分だけでは生きていくことが出来ないので、水を与えることが必須です。

水を与える回数や量は季節や置かれている場所の湿度によって調節が必要です。

エアープランツ(チランジア)は、蒸れに弱い種も種も多いため、通風が育てるうえで重要です。

「エアープランツ」として売られている場合、週に2、3回霧吹きをするだけで簡単に育てられる様な旨が書かれた説明書きが付いている場合が多いですが、実際にはそこまで簡単ではなく、むしろ育成にはランのようにコツが必要で、環境づくり・管理の難しい植物です。

また、エアープランツ(チランジア)は、種類によって日照・水(湿度)・温度等の生育条件は様々なので、個々に調べて理解しておく必要があります。

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