クレイストカクタス属のサボテン

クレイストカクタス属(Cleistocactus)のサボテンは、ほとんどが細長く育ちます、中には倒伏して育つものもあります。白い刺で覆われていたり、黄金色の刺で飾られたり、鋭い刺をもつものなど、刺姿はさまざまです。

この属の最大の特徴はハミングバード(ハチドリ)によって授粉される花にあります。この鳥が好む鮮赤色で独特の形態進化を遂げた細長い花は大変魅力的です。ペルー、ボリビア、ブラジル西部など南米にひろく分布する柱状のサボテンです。

クレイストカクタス属(Cleistocactus)のサボテンは極めて多くの種があり、かつては別属とされていた、ブリグハミア属(Blighamia)、ボリビケレウス属(Bolivicereus)、ロクサントケレウス属(Loxabthocereus)、セティケレウス属(Seticereus)、アケルシア属(Akersia)等もクレイストカクタスに統合されています。

栽培は概ね容易ですが、多湿にはやや弱いので注意が必要です。実生から数年~十年程度で開花に達するものが多いサボテンです。大半の種は高温で少しの多湿を好みます。寒さにも比較的耐え、弱酸性の用土で成長期(春-秋)に十分な水を与えれば生育します。

クレイストカクタス属(Cleistocactus)のサボテンの種類(原種、品種、仲間)

◎ハクセン(白閃/優吹雪柱/白ぼう竜/Cleistocactus hyalacanthus)

白い刺で覆われている柱サボテン。1mくらいまで育てば花が咲きます。

◎黄金紐/黄金柱(オウゴンヒモ/オウゴンチュウ)

◎白閃(はくせん/優吹雪柱/白ぼう竜/Cleistocactus hyalacanthus)

◎金玉兎(きんぎょくと/Cleistocactus icosagonus)

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