オプンチア属(オプンティア/Opuntia spp.)は、ウチワサボテン類の中で典型的な種の多くが属しているサボテン科の属の1つです。
ウチワサボテンは形によって扁平ウチワ、棒状ウチワ、球状ウチワの3種類に大別されます。オプンチア属は扁平ウチワと呼ばれる種類で、この属には200もの種類があります。再生力がとても強く、茎を細かく切って土の上に置いておけば、刺座から芽が出て成長します。とげは芒刺(ぼうし/glochid)と呼ばれ、細かい逆刺が密生している上に、指などに刺さると枝から抜けて取り出しにくいので、厄介です。6月頃、縁の刺座に花芽をつけ、花を咲かせます。紫色の果実をつけ、メキシコやタイ、イスラエルなどでは主に果樹として扱われます。 耐寒性に強い種では、冬場に雪が積もっても耐えることができます。
オプンチア属(オプンティア/Opuntia spp.)には、赤烏帽子や、直径30cm以上にもなる葉を出して大きく育つ大丸盆や、長い銀色の刺を有する銀世界、真っ白の短い密生した刺を有する白桃扇、金色の短い刺の金烏帽子、金色の長い刺を有する金武扇などがあります。
成長が早く、栽培自体は楽なものが多い。花を咲かせるとなると、地植えにしないと花を付けないものが多く、地植えにしてどんどん成長させると簡単に花を咲かせるものも結構あるようです。
オプンチア属(オプンティア/Opuntia/ウチワサボテン)のサボテンの種類(原種、品種、仲間)
◎キンエボシ/バニーイヤーズ(金烏帽子/microdasya/Bunny ears/キンコバン/金小判/小判団扇/短毛団扇)
うさぎの耳の様に見えることからBunny earsとも呼ばれる黄金色のウチワサボテン。
◎ハクトウセン/バニーカクタス(白桃扇/Opuntia microdasys var.albispina/ウチワサボテン/象牙団扇/オプンチア)
ウサギの様に見えることから、バニーカクタスと呼ばれます。花言葉は、情熱、秘めた熱意!オプンチア属の中では、小型のウチワサボテン。