兜丸(カブトマル)の特徴と育て方、水やり| アストロフィツム属のサボテン

兜丸(カブトマル)は、トゲは退化したサボテンで、アストロフィツム、有星類とも呼ばれます。

ウニのようなサイズ感でトゲは無くフワフワした毛に覆われています。アストロフィツム属のサボテンでコレクターが多く人気のある品種です。

◉兜丸/カブトマル/兜/かぶと/asterias(アストロフィツム属/Astrophytum<有星類、サボテン)の特徴と育て方

特徴

兜丸(カブトマル)は、トゲは退化しており綿状、肌に細かな点があることからアストロフィツムを有星類とも呼ぶ。

球径は10-15cm程度で、8稜の均整の取れた形(8稜以外になる場合もある)のアストロフィツム属のサボテンです。

兜丸(カブトマル)の開花期は春です。

あまり強烈な日光に当てると、日焼け(やけど状態)になるので、夏は若干遮光(光量を制限)した方が良いです。

寒さにやや弱い。根も弱く、人気があるが栽培はやや難しいサボテンです。

◎難易度:中級者向け/★★☆

◎対暑性:中/★★☆

◎耐寒性:弱/★☆☆(5度以上) ※越冬は室内で

◎生育期:春~秋

◎休眠期:なし

◎植え替えの時期:春

◎形、成長形態:低球形、有星類。単幹。体径10~15cm程度。基本稜数は5稜、7稜、8稜など。

◎花:春~秋にかけ断続的に開花。黄色、花径5~8cm程。

◎増やし方:実生

◎原産地:メキシコ・コアウイラ州他、アメリカ・テキサス州南部

育て方

水やりカレンダー

1月~6月1月2月3月4月5月6月
水やり△少量△少量△少量△少量○普通○普通
7月~12月7月8月9月10月11月12月
水やり○普通△少量○普通○普通△少量△少量

水やりについて

兜丸(カブトマル)は、春と秋は土が乾いたら、葉にかからないように水が底穴から流れ出るくらいしっかり水やりをします。

梅雨・真夏・冬の水やりは月1回程度。少し乾燥気味に管理してあげるのがコツです。

少量の水を毎日与えると鉢底に古い水分が残り、根腐れの原因になります。春~秋(4月~10月)が生育期です、たっぷり水を与えて育てますが、冬は水を減らして(あるいは断水して)休ませます。

置き場所

兜丸(カブトマル)は、温室があるのが望ましいですが、無い場合は窓越しの日が当たる場所に置きます。

年間を通してできるだけ明るく風通しの良い場所、日光の当たる場所が良いです。

雨ざらしになる場所は梅雨や雨天続きのとき過湿状態になり根腐れの原因になります。

夏の酷暑には生育を休むので、昼からの強い日射し、真夏の直射日光は避けてください。

兜丸(カブトマル)は、寒さには弱いため、冬は室内に置いてあげてください。

冬は5度以上を保つ室内管理をお勧めします。日本の寒い冬は苦手で、最低温度10度を下回る場合は半休眠~休眠させた方が無難です。

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